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1998年6月、衛星通信企業であるIridiumは、新しい衛星電話および無線呼出しシステムをサポートする66個の衛星のほとんどを打ち上げました。衛星打ち上げに合わせて公開するウェブサイトのデザインを担当したニューヨークのAPL Dital社が、このページを12ヶ国語に翻訳(アラビア語、フランス語、ドイツ語、スペイン語、簡体中国語、古体中国語、韓国語、日本語、ポルトガル語、イタリア語、ロシア語、タイ語)する仕事をWeblationsに依頼したのです。与えられた時間は、わずか3週間でした!
このようなさまざまな言語には、数多くの技術的な問題がつきものであり、ウェブサイト上で正確に表示することは、複雑なプロセスとなります。テキストの翻訳そのものは、作業の一部に過ぎません。堅牢で、世界中の顧客がさまざまなコンピュータ・プラットフォーム、オペレーティング・システム、文字セットを利用して閲覧できるウェブサイトを完成させなければなりませんでした。
私たちは、アラビア語ブラウザの市場浸透度調査を専門家に依頼して、最大のアラビア語人口にアピールする手法の採用を提案しました。
中国語、日本語、韓国語は、ダブルバイトの文字セットを持つ言語であり、その取り扱いには十分な経験が必要です。Visual BasicとMicrosoft Officeを使って構築されたWeblationsの特許ツールは、ダブルバイト言語に完全に対応しています。私たちは、各言語のソフトウェア・エンジニアとの協力によって、常に世界最先端のHTMLコーディングとブラウザ・テクノロジーを導入しています。
タイ語は、ウェブの世界では新しい言語であり、ブラウザによるサポートも十分とは言えません。そこで、タイのソフトウェア・エンジニアと協力して、APL Digital社のコードを完全に保持しながら、ページをタイ語で表示することに成功しました。
Weblationsの翻訳作業では、翻訳、編集、校正という3段階のプロセスを必ず実行します。12ヶ国語で質の高い翻訳を完成させるためには、企画の段階で、特定の分野(このプロジェクトでは衛星通信)に精通した信頼できるメンバーを集めて、1ヶ国語につき2名から3名のメンバーから成る翻訳チームを結成する必要がありました。
このような状況で役に立つのが、1500名の言語の専門家を集めた、Weblationsのデータベースです。私たちは、このプロジェクトに適した翻訳者全員に連絡し、APL Digital社からプロジェクト開始の指示を受けた数時間後には、プロジェクトについてのブリーフィングを始めていました。
次の作業は、Weblations Cypher®を使って、12組のテキスト・ファイルとイメージ・ファイルの予備処理を、最短の時間で完了することでした。Weblations Workspace®を初めて利用する翻訳者も、簡単に使い方をマスターし、全員が迅速に仕事に取りかかることができました。
その間に、100個以上のイメージの翻訳と校正を終了して、アラビア語やタイ語を含むさまざまな言語を処理できる最新のネイティブ・オペレーティング・システムとアプリケーションを持った、世界中のプロダクション・アーチストに送信しました。
Iridiumの伝説は、今では過去のものとなりました。50億ドルを投入したテクノロジーの奇跡も、ビジネスで成功することはできなかったのです。Iridiumという会社とその衛星は軌道を外れましたが、私たちはこのプロジェクトで得た貴重な経験を、現在も毎日の仕事に活かしています。
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